正しい骨盤とそうでない骨盤

正しい骨盤とそうでない歪んだ骨盤や開いた骨盤。

正しい骨盤は、どういった感じなのか、簡単なイラストにしてみました。







ちなみに骨盤とは、ひとつの骨を表すものではなく、

腸骨(ハート型の大きな骨)や、

仙骨(腰椎の下)などで構成されているものの総称です。



イラストは、正しい骨盤と、

腰椎(背骨ですね)と大腿骨(太ももの骨)が正しく配置されています。



開いた骨盤、歪んだ骨盤と言いますが、

開いてしまったから歪んだものや、

歪んでしまったから開いてしまったなど、パターンは様々です。



開いた骨盤という状態は、矢印部分から横に開いた状態で、

歪んだ骨盤という状態は、点線部分が水平でない状態を指します。





ハート型の骨盤の中央には、(真上から見た状態ですと)骨が無い状態です。

骨が無い状態で、どうやって内蔵を支えているのか?というと、

それは、骨盤底筋群と呼ばれる筋肉が、ハンモックのように内蔵を支えているという感じです。



この骨盤底筋群を鍛えることで、ポッコリお腹を解消することもできます。



が、

骨盤を正しい状態に戻すことの方が、比較的容易に出来ると考えられます。





■ 骨盤が開いた・歪んだ!何が悪いの?



骨盤が開いたり、歪んでしまうことで起こるデメリットはいくかありますが、

ここでは、代表的な例を取り上げてみましょう。



1.骨盤が開いたり歪んだりしてしまうと、内蔵が本来の位置よりも下に落ち込みます。



落ち込んだ内臓が外見から見たときのポッコリお腹の正体だったりしますが、

それだけでなく、内蔵が下腹部に押し込まれることで、

内臓器の血行不良が起こり、それが各内蔵の活発な働きを阻害する原因になります。



女性の場合は、圧迫された子宮の血流不良は、生理の時の痛みの原因にも・・・。



2.骨盤は上半身と下半身を繋ぐ重要な部位ですから・・・



骨盤は、上半身と下半身を繋げる重要な部位です。



先ほどのイラストを思い出していただけると、

上半身を支えている腰椎(背骨)や、

下半身を支える大腿骨(太ももの骨)が、

それぞれ骨盤とくっ付いているのが分かると思います。



土台部分が歪んでしまった腰椎は、当然曲がってしまいますし、

大腿骨も、やはりどちらかに曲がったり、余計な負担をかける原因になります。



上半身の問題としては、肩こりや頭痛の大元となってしまったり、

下半身の問題としては、膝痛やお尻が垂れ下がる原因となってしまいます。





見た目が悪いだけでなく、様々な病気の原因にもなりかねませんから、

骨盤が正しい位置にあるということが、どれだけ良いことか分かっていただけたと思います。



また、個人的な見解ですが、骨盤が正しい位置にあることは、

見た目年齢にも大きく左右すると感じています。



健康と美容という観点からも、骨盤を矯正・調整することは、大事なことだと思います。